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トーチソング・トリロジー

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原題: Torch Song Trilogy
原作・脚本: Harvey Fierstein
監督: Paul Bogart
出演: Harvey Fierstein, Matthew Broderick, Anne Bancroft, Brian Kerwin 他

内容紹介: 1971年、ニューヨーク。アーノルド(Harvey Fierstein)は、ゲイ・クラブの歌手。得意は、トーチソング(オールド・ファッションな安っぽいラブ・ソング)だ。ある日、アーノルドはクラブが引けた後に立ち寄ったバーで、エド(Brian Kerwin)と知り合い、恋人同士となるが、幸せもつかの間、エドが女性とも付き合うことを知って別れる。

1973年、クリスマスの夜。アーノルドは、クラブの客でモデルのアラン(Matthew Broderick)が酔っ払ったところを介抱したことから親しくなり、新しい恋がスタートする。夫婦のように生活し、養子をもらって、家族を作ろうと話し合う二人。幸せの絶頂にいるアーノルドにとって、いつまでも、自分を理解してくれない母(Anne Bancroft)だけが、悩みだった……。

ブロードウェイで蝶ロングランを記録、全米マスコミの絶賛を受けたハートフル・コメディ。主演・脚本のハーベイ・ファイアスティンはこの作品の舞台でトニー主演男優賞と戯曲賞を受賞。恋人役のマシュー・ブロデリックのスイートな魅力も見逃せない。


感想: これはもう名作中の名作で、私も好きで何度か見た。時代は1970年代だが、描かれているゲイ模様はまさに私の理想。明るく健気にゲイとして生きる主人公と、彼を取り巻く仲間、そして、恋人。養子をもらって家族を作るところなどは、本当出来るものなら自分もそうして家族を作りたいと思うほど。

しかし、哀しいかな。やはりどこでも何もかも順調ってわけには行かないのですね。紹介文ではエドとの別れが述べられていましたが、アランは不幸な事件に巻き込まれ命を落としてしまいます。そして、ずっと理解を得られずにいる母親の存在。アーノルドがアランの墓前でユダヤの祈りを捧げることに怒りをぶちまける母親。アーノルドが養子をとっていることまで知り、彼女は愕然とします。そして、また衝突が…

宗教も性も差別も偏見も、そしてゲイが求める生き方も家族のあり方も、とにかくゲイが思うこと抱える問題など、すべてが詰まっていると言っても決して過言ではないでしょう。

最後の場面。アーノルドは自分にとって大切なものを大事そうに胸に抱き、愛しさいっぱいのやさしい笑顔を浮かべ、映画は終わります。自分にとって、大切なものは何だろう。その大切なものを私は何があっても、愛しく思い守り続けているだろうか。私は自問します。

何度見ても素晴らしい映画です。アラン役のマシュー・ブロデリックも1988年当時なので、とてもハンサムで、いかにもゲイが惚れそうな男の匂いを醸し出しています。ゲイ・バーの様子も思わず微笑んでしまうし、ひとつひとつの場面が本当に見逃したくないという感じですね。


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