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ミセス・ダウト

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原題: Mrs. Doubtfire
原作: Anne Fine
監督: Chris Columbus
脚本: Randi Mayem Singer
出演: Robin Williams, Sally Field, Pierce Brosnan, Harvey Fierstein, Lisa Jakub, Matthew Lawrence, Mara Wilson 他

内容紹介: 子供に会うためなら女にだってなってしまう父親の深い愛情を笑いとペーソス溢れる温かい演出で魅せる傑作ファミリー・コメディ。主役のロビン・ウィリアムズも実は離婚経験者。「夫婦の愛がなくなっても、親の子供への愛は決して変わらないことをわかってほしい。」とコメントしている。

失業中の声優ダニエルは妻に離婚され、裁判で3人の子供の養育権も奪われてしまう。子供たちに面会できるのは週に一度だけ。子煩悩なダニエルには耐えられない。妻が家政婦を募集していることを知った彼は映画の特殊メイクの仕事をしている兄に頼んで女に変装する。上品な老婦人になりすまし、元わが家で働くことに!妻も子供も気付かない、素敵な”ミセス・ダウト”が巻き起こす大騒動!!(フォックス・ビデオ・ジャパン)


感想: 今回は、ゲイが主役という映画ではないけど、この『Mrs.Doubtfire』を採り上げてみました。女装コメディの傑作と言っていいでしょう。とにかく大爆笑の連続。でも、じわーっと伝わってくる愛もあって…

昔、『トッツィー』というダスティン・ホフマン演じる、これまた女装映画があったけど、残念ながら私は見たことがない。何かの番組で扱われたのをチラッと見ただけで、キャリア・ウーマンに変装してどうのこうのというストーリーではと記憶している。機会があれば、こちらも見てみたい。

私は映画通では毛頭ないのだけど、女装した男性のコメディは日本映画にはないのではないだろうか?どうなのだろう?男子と女子がぶつかって、中身が入れ替わってしまうという映画はあったと思うけど、やはり女装映画は日本では流行らないのかな?製作する側が乗らないのか?

この映画には『トーチソング・トリロジー』で主演したHarvey Fiersteinも出ている。彼が出る作品は、私はこのふたつしか見たことがないが、内面がとてもゴージャスなところが好きだ。懐の深さというか大きさを感じる。

ところで、何故女装家政婦でなければならなかったのかとか、ここで描かれている女装像を振り返っていくと、何か見えてくるような気がするのだけれど、あまりうがってみても仕方ないから、そこのところは各自のご想像と判断に委ねておこう。

夫婦が別々に暮らしていても、子供への愛は変わらない…いい言葉ですね。私はこの言葉を聞きながら、やはり女装が主役を買っているところから、旦那さんが実はゲイだったとかで離婚あるいは別居なんて家庭を想像していました。一番の犠牲者は子供ですからね。子供だけには、変わらない親でいないと。そんなことを思わせる映画でした。


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