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内容紹介: ゲイに生きた芸術家たち。ゲイの暗黒時代に、誇りを持って堂々と生きた男たちのキャンプなバイオグラフィー。
感想: 文学史にその名を連ねる偉大な作家たち。その彼らが、同性愛は罪とされ裁かれる時代に、『I am What I am(私はあるがままの私だ)』という偽りのない自分を生き貫いた。その勇気と強さに、やはり感動を覚えずにはいられない。
彼らに共通しているのは、うらやましいかな、生涯を共にする伴侶に出会っていることだろう。それが、結果的に悲劇を生んだ場合もあったが、それでも死の床に就くまでを寄り添ったカップルも多いのだ。10歳あるいは20歳も歳の離れたカップルも実に多い。30代や40代にして、その運命的な出会いが訪れる。この事実に、私は自分のことながら、出会いを諦めてはいけないと勇気をもらった感じだった。
文学史を書き綴った書物は限りなくあるが、ゲイとして生きたゲイ作家のみを扱ったこの本は、実に興味深いし勉強にもなる。実際、私は『太陽と月に背いて』を見る前後に、この本を読んでいる。映画の内容も理解しやすかった。このような本が他にもないか、あれば是非読んでみたい。
この本に掲載されている作家たち。
テネシー・ウィリアムズ
レナード・バーンスタイン
トルーマン・カポーティー
ロック・ハドソン
エドワード・カーペンター
オスカー・ワイルド
サマセット・モーム
ニジンスキー
ヴェルレ－ヌとランボー
アンドレー・ジッド
マルセル・プルースト
ジャン・コクトー
ジャン・マレー
- モーヴ色の肖像
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