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A Love To Hide

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監督: Christian Faure
脚本: Pascal Fontanille, Samantha Mazeras
出演: Jeremie Renier, Louise Monot, Bruno Todeschini, Michel Jonasz, Charlotte de Turckheim 他

内容紹介: TWO YOUNG GAY LOVERS HIDE A JEWISH WOMAN IN NAZI OCCUPIED PARIS IN 1942.

感想: のどかな田園風景。その道を男性がふたり並んで自転車をこいでいる。その雰囲気にひかれて、この映画を見てみた。ポスターの下のふたりにばかり目が行っていたので、最初上の部分に気がつかなかった。

見れば、男が上半身裸で吊るされ、何やら拷問を受けている様子。初めは、犯罪が絡んだものと思っていた。

調べてみたらナチスの話だと知り、ますます興味は高まった状態で見ることになった。


いきなり下水溝(?)から女性が這い出てくる。1942年、ナチス占領下にあったパリ。彼女は救いを求めて逃げていたのだった。彼女の名は、サラ。ユダヤ人だった。両親とイギリスへ逃亡するはずが、自分以外は殺されて幼馴染みのジョンに助けを求める。彼は、恋人のフィリップの家に彼女を匿う。そのことから、さまざまな愛情が絡んだ悲劇が起きていく。

サラは、ジョンに昔から思いを寄せていた。だが、ジョンが同性愛者だと知らない。フィリップもサラとジョンの親密ぶりに心が逆立つ。そんなところに、務所に入っていた弟のジャックが戻ってくる。サラに思いを寄せるジャック。もともと兄のジョンにコンプレックスのあった彼は、サラを自分のものに出来ないことをどうにも出来ず、兄が同性愛者だということもわかり、兄のことをチクッてしまう。

こうして、サラは自分のものになると思ったジャックだったが、サラも彼の子を身ごもったりするのだが、完全に彼のものにはなりはしなかった。ジョンが継ぐはずだった家業のクリーニング店も彼が継ぐことになり、一見、何もかもうまく行くように思えたのだが……。

当然、ジョンが捕まったことをみんなが知ることとなり、恋人のフィリップまで殺され、挙句の果てにジョンは収容所に入れられてしまう。彼を救い出したい家族とサラ。

その彼らが、最後は兄を売ったのは彼だと知る。戦争が終わり、ジョンは何とか生き延びて帰ってくるのだが、時既に遅く、彼は人体実験のモルモットにされていたのだった。家に戻っても、意識も回復することもなく、彼はみんなに見守られて息を引き取るのだった。


確かにナチスドイツのホロコーストの話なのだが、ジョンは収容所送りにされ人体実験もされてしまう、最後は死んでしまうのだが、僕には『裏切り』が表面に出てきてしまってホロコーストは脇役的にしか映らなかった。

弟の浅はかな心が、すべてを悲劇に追いやってしまった。その弟も裁判で自分が告ったことを、みんなに知られてしまうのだが、そうして自分も死んでいくのだが、何とも彼に同情を与える気にはなれなかった。

嫉妬とそれによる裏切りなど、どこにでもあって、確かに悲劇の度合いが戦争ということによって強められてはいるけれども、ちょっと映画自体には満足はしつつも首を傾げながら見てしまった。




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