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脚本: Wolfram Witt
出演: Matthias Freihof, Dagmar Manzel, Dirk Kummer, Michael Gwisdek, Werner Dissel 他
内容紹介: As a boy, Philipp was strongly attracted to his best friend, but he's put that behind him in order to live within the "norm." He meets a shy girl who falls hard for him and, soon, the couple is sharing an apartment. But Philipp cannot deny his passionate desire for a young man he meets in a concert ticket line. Coming Out maps Philipp's liberating journey toward saying "yes" to his truest self.
Hailed as the first (and only) feature film about gay life ever produced in communist East Germany, Coming Out premiered on the very night the Berlin Wall came down.
- Coming Out (1989 film) - Wikipedia
- Coming Out (1989) - IMDb
感想: 1989年の作品だから、東西ドイツの統合前の西ドイツで初めてゲイのカミングアウトを取り扱った作品ということになる。
フィリップは高校教師で、クローズドである。ノンケを装い、ひょんなことから同僚の女性教師ターニャと付き合うことになる。関係を重ねていくふたりだが、かつてのクラスメートでゲイの友人と出会うことになる。動揺するフィリップ。
そんな中で、彼は街を彷徨っていると、ゲイバーに客引きされる。そこで19歳のマティアス（カミングアウト済）に出会う。そして、彼と関係を持ってしまう。
ターニャとの関係が悪化して行く中、フリップは真実を告白しようとするのだが……
やっぱ、ゲイがノンケのふりをするもんじゃないなというのが、一番初めに浮かんだ感想。そして、自分が本当はゲイであることを隠して、結婚していく者もいるんだろうなと改めて感じた。
映画の中のバーの様子も、普通のバーと言うよりは、ドラッグクイーンがいて当然みたいなケバケバしたバーで、思い思いの衣装に身を包んでいるのが、何か当時としては目一杯ゲイであることをアピールしているようで、見ていてちょっといじらしかった。
主人公が高校教師という設定で相手が19歳となったら、エロ好きな自分には興奮するシチュエーションなのだが、メインは主人公フリップの苦悩で、ターニャにやっとのことでカミングアウトするものの、その後、彼はバーで乱れまくるのである。
ラストも、今ひとつ訴えるものが弱かったような気がしたが、二十年前の映画かと思うと、当時はそんなだったかなといろいろ振り返させられる映画だった。
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